つぶやき250415_knife

包丁がスクラップになった話。
ブータンに赴任するにあたり、事前情報としてよく切れる刃物は日本から持ってきた方が良いと言われていた。
今回ブータン食材を使って自炊をしっかりやりたいと思っていたので、牛刀、三徳、ペティ、菜切りの4種類の包丁を持ってきた。
今よく使っているのが18cmの牛刀で、4本の中で高価なのが三徳、セラミック製で小回りの利くペティ、まだあまり活用していない新品の菜切りといったラインナップだった。
昨夜22時過ぎ、もうベッドに入っている時間だったが、ドアベルが鳴った。
何回か鳴ったので、セキュリティ上チェーンロックをして応対したところ、隣人がナイフを貸して欲しいと言った。
純粋なブータン人の風貌ではなく、インド系といった印象。
気乗りはしなかったが、近所付き合い上仕方ないかなと思って、少し良くない予感も頭によぎりつつ、あまり使っていなかった菜切り包丁を渡した。
約30分後、再びドアベルが鳴り、包丁を返しに来た。
しかし返ってきた包丁は刃が曲がり、使い物にならなくなっていた。
あろうことか、冷凍チキンを貸した包丁で解体したらしい。
包丁を貸した事へのお礼の意味か、包丁を痛めた事へのお詫びの意味か、解体したチキンも渡してくれたが、丸鶏を半分に切ったサイズで、冷凍庫にも入らず、さらに下処理が必要な手に余るものだった。
日本から持ってきた包丁が使い物にならなくなった事はショックだったが、あまり使っていなかったし、夜間に包丁を貸すというのはセキュリティ上甘かったなと勉強になったし、鶏を処理する経験にもなったし、話のネタにもなったということで、良しとしておこうと思う。
何より日本では経験できなかったことだ、今の状況に感謝。